ツェルニーに飽きた日には
19世紀初頭〜末期のロマン派を代表する作曲家、 ヨハン・フリードリヒ・ブルクミュラーの初級者向け小曲集。 「ピアノフォルテ」が現在の「ピアノ」の形に改良されたこの時代に開花したロマン派は、 それまで音楽の根底にあったバロック形式から抜け出して、 理論にとらわれない発想に基づくいわゆる『標題音楽』を展開した。 この小曲集からはその胎動を直に受け取ることができる。難易度はツェルニー30、100および110番程度だから、 「ツェルニー飽きたー」な幼年ユーザーにも、 「これからピアノを」という御仁にも楽しめる曲集としておすすめしたい。 特にダンパーペダルの使用や音の強弱、 ルバート(リズムの早遅)奏法などの表情豊かな演奏について学ぶには最適の教材である。 ちなみにブルクミュラーはドイツ生まれだが、後にフランスで活躍した経歴を持つ。 曲の原題がすべてフランス語で書かれているのはそのためだ。 現在、彼の作品がプロのピアニストに舞台上で演奏される機会はない。 だが、初級教育の段階で彼の作品は必要不可欠な存在だ。 この姿は、彼のもっとも有名な初級用小曲集『25の練習曲』第一番のタイトルにこめられた、 ピアノを学ぶ人々への思いそのものではないだろうか。
全音楽譜出版社
ブルグミュラー12練習曲 ツェルニー30番練習曲 全音ピアノライブラリー ツェルニー30番練習曲 ブルクミュラー25の練習曲 全音ピアノライブラリー お菓子の世界 改訂版
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